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予防処置のご案内です。
最近では、「予防歯科」という単語を耳にするケースが増えています。実際の診療科目ではなく、お口のトラブル予防の処置を行うという意味でよく使われる言葉です。こちらでは三ノ丸歯科医院の「予防歯科」についてご説明いたします。
お口のトラブルは予防が大切です
虫歯も歯周病も、発症と進行のメカニズムは判明しているので、日々の口腔ケアによる予防が可能です。予防を考えたとき、「歯みがき」が欠かせないのはご存じでしょう。そこに、歯科医院での定期的なチェックとケアを加えて、さらにしっかりとした予防を検討していただきたいです。少し前まで、歯科医院は「病気になってから治療する場所」でした。しかし、この歯科医院に対する認識を改めて、「病気にならないように普段からお手入れする場所」と捉えてほしいのです。これは、「未来の虫歯を減らす」ことにつながります。
予防するメリット
1:健康寿命がのびる
予防をすることで、歯や歯ぐき、お口まわりの健康を長く保つ結果につながります。一方で、お口まわりの健康が損なわれてしまえば「しっかり噛めず満足に食事ができない」「歯ぐきの痛みでうまく話せない」「歯や歯ぐきが気になり思いっきり笑えない」などのリスクを負いかねません。こうした要因が積み重なり、健康的な生活を楽しめなくなってしまうのです。歯や歯ぐきのトラブル予防ができれば、年齢を重ねてもお口まわりを気にせず、毎日イキイキと生活できます。
2:治療費を抑えられる
「痛みもないのに定期検診に通うなんて、お金がかかるだけ……」と考えている方は少なくないのではないでしょうか。しかし、実際には定期検診に通っていたほうが、長い目で見たときに医療費の合計が少ないというデータがあります。3ヶ月に1回程度、定期検診に通い歯の健康を守っていれば、治療が必要になっても比較的簡単な処置で済むでしょう。しかし、痛くなってから通う対症療法をしていると、再発と再治療をくり返す悪循環に陥り、歯の健康がどんどん損なわれ、結果として歯を失いやすいのです。
予防の必要性
歯は削ってしまうと、二度と元には戻りません。虫歯が発症すれば治療しないと進行を止められませんが、治療をしても健康な天然歯には戻せないのです。そして、残念ながら天然歯に勝る人工歯はありません。
虫歯も歯周病も初期段階では、ほとんど自覚症状があらわれません。歯に「痛み・しみ」、歯ぐきに「腫れ・出血」などの症状があらわれたときは、かなり進行しているのです。ごく初期段階で治療すれば、元の健康な状態に戻せる可能性もあります。そのため、日頃から予防の意識を持ち、定期検診を受けて早期発見・早期治療につなげることをおすすめします。
一番大切なのは、皆様自身でプラークコントロールです。
歯科医院で行えるのは、ご自身のプラークコントロールがしやすいお口の環境を作ることと本当にプラークコントロールが出来ているのかをチェックすることです。
当院では、正しい検査の元に皆様データを蓄積し、開示することで正しい知識を持って日々のプラークコントロールを行って頂くサポートを行っています。データの共有により、例えば
- 磨き残しし易い部位を見つける
- 経過観察している部位を正しくチェックする
- 経過観察中の歯に異常があればスムーズに治療に移れる
などを皆様のお考えを踏まえての対応が可能です。
予防メニュー
ブラッシング指導
虫歯や歯周病の原因菌は、プラーク(歯垢)に数多く潜んでいます。プラーク除去をすれば、お口のトラブル予防につながるでしょう。毎日のブラッシングでしっかり汚れを落とせるよう、歯ブラシの持ち方や動かし方を適切にアドバイスしていきます。
PMTC
(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
歯科医院で専用器具を使って行う歯のクリーニングです。毎日のセルフケアでは落としきれない、歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝などに残っている汚れを取り除きます。必要に応じて歯石除去なども行い、歯面を滑らかにします。
フッ素塗布
フッ素には歯の再石灰化を促し、虫歯になりにくくするはたらきが期待できます。そのため、PMTCなどで汚れを落とした歯の表面にフッ素を塗布。とくに生えたてのお子様の歯には、虫歯予防となるので定期的なフッ素塗布がおすすめです。
生活指導
虫歯も歯周病は、生活習慣と密接に関連します。どちらも細菌感染症なので、全身の免疫力が低下すると発症・進行しやすいのです。そのため、当院では食習慣や喫煙習慣、ブラッシング習慣などを伺い、予防につながるアドバイスをお伝えします。
定期検診について
当院では基本的に、定期検診に関しては保険診療で承っております。
無歯顎インプラントの場合に関しましては、対象になる歯が無いため自由診療のメインテナンスになります。歯周病の予防などを鑑みると保険内での定期検診よりも早いサイクルでの検診をご提案させていただくこともあります。きちんとした説明を十分に行い、皆様の意思を尊重して治療計画の決定を行いますので、ご安心ください。